『ONE PIECE』におけるサンジといえば、麦わらの一味の“コック”でありながら、戦闘面ではルフィとゾロに次ぐナンバー3の存在と言っても過言ではありません。
彼の懸賞金の推移から、その成長と強さについて振り返ってみたいと思います。
サンジが麦わらの一味に加わったのは、東の海でのドンクリーク戦が終わった後でした。
この時、ドンクリークの右腕であるギンにやられてしまいましたが、それでも戦闘で頼りになる一面を見せていました。
アーロンパーク編では、アーロンの幹部の一人を倒し、戦力としての実力を確かなものとしました。
ゾロと共に、サンジがルフィの戦闘を支える存在として描かれていたのです。
しかし、彼に懸賞金が付けられるのは、かなり遅いタイミングでした。
ゾロはアラバスタ編の後に懸賞金が付いたのに対し、サンジはウォーターセブン編でようやく初めての懸賞金が付けられました。
このウォーターセブン編では、CP9との激闘があり、サンジはCP9の力の指標として上から3番目に位置するジャブラを撃破します。
その戦闘スタイルもゾロに劣らない強さを示し、ルフィ、サンジ、ゾロ以外には倒せない強敵だったと感じます。
この時の懸賞金は7700万ベリーと、初めてにしてはかなりの高額でした。
ゾロの初懸賞金が6000万ベリーだったことを考えると、サンジの存在が世界的に認められた瞬間でもあります。
その後、懸賞金はしばらく変化がありませんでしたが、新世界編のドレスローザ編が終わった後、1億7700万ベリーに引き上げられました。
この時はサンジ自身が大きく活躍したわけではなく、ルフィやゾロ、フランキーらがドレスローザで暴れたことによる麦わらの一味全体の底上げによるものです。
サンジが再び懸賞金アップの注目を浴びたのは、ホールケーキアイランド編です。
この編では、サンジがヴィンスモーク家の息子であることが明らかになり、その悪名も含めて懸賞金が3億3000万ベリーに跳ね上がりました。
この時点でも、サンジの強さは印象的でしたが、どこか活躍しきれていない印象もありました。
特に、新世界編の初めでは、海軍中将クラスのベルゴとの戦いで苦戦していたため、「まだ中将クラスには及ばないのか」と感じたファンも多かったでしょう。
しかし、ワノ国編ではついにその実力を大きく見せつけます。
百獣海賊団のナンバー3であるクイーンを一人で撃破する姿は、多くのファンにとって待ち望んだ瞬間でした。
ヴィンスモーク家の改造による能力の覚醒もあり、圧倒的な強さでクイーンを倒す姿には感動すら覚えました。
この勝利により、サンジの懸賞金はなんと10億3200万ベリーまで一気に跳ね上がりました。
現在の物語は1127話まで進んでおり、サンジの懸賞金に変化はありませんが、彼の活躍はエッグヘッド編でも続いています。
特に黄猿のレーザービームを完全に防いだシーンは、黄猿をも驚かせ、その戦闘能力の高さを改めて証明しました。
もちろん、懸賞金の額は戦闘能力だけで決まるものではありませんが、ここまでのサンジの戦績は懸賞金に素直に反映されるべきものと考えられます。
近々、彼の懸賞金が再び爆上がりすることは間違いないでしょう。
何せ、中将にも敵わなかったサンジが、今や海軍大将である黄猿の攻撃を防げるまでに成長しているのです。
まだ黄猿に勝つまではさすがにいかないと思いますが、戦闘で時間稼ぎや大将の消耗を狙えるほどの実力は持っていると言えます。
これまでのサンジの懸賞金の推移を振り返りながら、彼が更に強くなり、懸賞金が上昇していく未来を確信しています。そして、今後も彼の大活躍が見られることでしょう。
それでは、今回はこの辺で。失礼します!
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