【ワンピース考察】黒ひげティーチの最新懸賞金と、ドラム王国襲撃時に懸賞金がつかなかった謎を深掘り!
『ONE PIECE』の世界で、黒ひげマーシャル・D・ティーチは最も謎に満ちたキャラクターの一人です。かつて白ひげ海賊団に所属しながらも裏切りの道を選び、「ヤミヤミの実」と「グラグラの実」という二つの悪魔の実の能力を手にしました。現在は四皇の一角を占め、その懸賞金は 39億9,600万ベリー にまで跳ね上がっています。
しかし、彼の過去を振り返ると、ドラム王国を襲撃した際には 懸賞金が一切ついていなかった という不可解な事実が存在します。本記事では、黒ひげの懸賞金の推移とともに、この謎について深掘りし、独自の考察を交えて解説していきます。
目次
1. 黒ひげの懸賞金の推移
黒ひげの懸賞金は大きく分けて 3つの段階 で増加していきました。
まず、ドラム王国を襲撃した時点では 懸賞金はゼロ でした。しかし、この時すでに彼は ヤミヤミの実の能力を手に入れており、その力を使ってドラム王国を滅ぼしています。 それにも関わらず、政府は彼に懸賞金をかけませんでした。
その後、白ひげ海賊団を裏切って隊長サッチを殺害し、エースとの戦いに勝利。彼はエースを海軍に引き渡し、七武海入りを果たします。この時点で懸賞金がどのように変動したかは不明ですが、政府は彼を利用価値のある存在として扱いました。
本格的に懸賞金が跳ね上がったのは 頂上戦争後 です。黒ひげは 瀕死の白ひげから「グラグラの実」の能力を奪い、世界最強の海賊の座に近づきました。 これにより、懸賞金は 22億4,760万ベリー に設定され、一気に世界の脅威と見なされるようになります。
そして、さらに大きな懸賞金の増額が行われたのが、彼が“四皇”の地位に就いたときです。革命軍の本拠地バルティゴを襲撃し、ハンコックを狙うなど、海軍や世界政府にとっての脅威がより明確になったことで、現在の 39億9,600万ベリー という高額な懸賞金が設定されました。
2. ドラム王国襲撃時に懸賞金がつかなかった理由とは?
ここで気になるのは、なぜ ドラム王国を襲撃した際、黒ひげに懸賞金がつかなかったのか? という点です。通常、国を滅ぼすほどの行為をすれば、即座に政府の目に留まり懸賞金が設定されてもおかしくありません。しかし、黒ひげはこの時点で 無名の存在 のままでした。この理由について、いくつかの可能性を考察していきます。
① 世界政府が事件を揉み消した説
ドラム王国の元国王 ワポル は、のちに「悪ブラックドラム王国」の国王として世界会議(レヴェリー)に出席しています。これは、彼が 世界貴族や政府とある程度のコネクションを持っていた ことを示唆しています。
つまり、ドラム王国襲撃は ワポルにとっては不名誉な出来事だったため、世界政府と交渉し、事件を公にしないように動いた可能性 があります。もしこの襲撃を大々的に扱えば、ワポル自身の政治的立場にも影響が出るため、政府としても 「大した事件ではなかった」として処理した のかもしれません。
また、黒ひげの行動が 単なる略奪 に見えた可能性もあります。政府にとっては、国の存続よりも 海賊の脅威度がどれほどか が重要です。黒ひげがまだ“七武海を狙う戦略家”であることを知らなかった当時の政府は、彼を 「ただの海賊団の一つ」として認識し、懸賞金をかける必要なしと判断した のかもしれません。
② 黒ひげの正体がまだ認知されていなかった説
この時点で、黒ひげはすでにヤミヤミの実の能力を持っていましたが、政府は 「彼が本当に危険な存在なのか」 を判断しきれていなかった可能性があります。
• ティーチは白ひげ海賊団の名もなき隊員であり、懸賞金ゼロの状態だった
• ドラム王国襲撃後も、彼の名前は政府に正式に登録されていなかった可能性がある
• 「ヤミヤミの実を持つ者」として政府に認識されるのは、エースとの戦闘後だった
黒ひげが 世界政府の「敵」として本格的に認識されるのは、エースを捕らえたタイミングから です。それまでは 「たまたま国を襲っただけの無名海賊」 として処理されていた可能性があります。
③ 黒ひげ自身が海軍と取引をしていた説
黒ひげは 非常に狡猾な男 であり、エースを捕らえて 自ら海軍と交渉し、王下七武海入りを果たした という実績があります。もしかすると、ドラム王国襲撃の際にも、彼は何らかの 裏取引 をしていた可能性があります。
例えば、
• 海軍に情報を売り渡し、自分への懸賞金をつけないようにした
• 「ヤミヤミの実」を得るまで目立たないよう、あえて懸賞金を避けた
• 海軍にとって利用価値のある存在だと思わせるような策略を巡らせた
黒ひげは ただの暴れ者ではなく、冷静に状況を分析しながら成り上がるタイプ です。そう考えると、この時点で彼が 自分が世界政府にとってどのように動くべきかをすでに計算していた 可能性もあるでしょう。
3. まとめ:黒ひげの懸賞金の異常な変動は策略の証?
黒ひげティーチの懸賞金の変遷を見ると、彼が 意図的に目立たないように動き、最適なタイミングで懸賞金を引き上げさせてきた ことが分かります。
ドラム王国襲撃時に懸賞金がつかなかった理由としては、
1. 世界政府が事件を揉み消した可能性
2. 黒ひげの正体がまだ認知されていなかった
3. 黒ひげ自身が海軍や政府と裏取引をしていた可能性
彼は単なる力だけではなく、 狡猾な戦略と周到な計画で“四皇”にまで上り詰めた のです。今後の物語では、彼がどんな策略を巡らせるのか、ますます目が離せません!
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