【ワンピース】なぜ世界政府はルフィを長年放置していたのか?──ニカニカの実の真実と五老星の思惑に迫る

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【考察】なぜ世界政府はルフィを長年放置していたのか?──ニカニカの実の真実と五老星の思惑に迫る

ワンピースの物語において最大のどんでん返しのひとつが、ルフィの「ゴムゴムの実」が実は“ヒトヒトの実 幻獣種 モデル・ニカ”だったという衝撃の事実でしょう。この「ニカニカの実(仮称)」こそが、世界政府が800年以上も隠し続けてきた“伝説の実”。にもかかわらず、ルフィはこの実を幼少期に食べ、長年海賊として成長し、エニエス・ロビーやマリンフォードでも目立った行動を取りながら、世界政府に明確に抹殺されることなく生き延びてきました。

この矛盾のような状況に、深い理由があると考えると…妄想が止まりません!

この記事では、「なぜ世界政府はルフィをニカの実の能力者と知りながら長年放置していたのか?」という謎に対して、複数の視点から妄想を交えながら考察してみたいと思います。

■仮説1:五老星やイム様でさえ、実の正体に気づいていなかった?

ニカニカの実には「覚醒するまで本来の姿を見せない」「自由の象徴という特異性から能力が多岐にわたる」など、異質な特徴があります。つまり、ルフィが“ただのゴム人間”に見えていた間は、世界政府でさえも「完全な覚醒をしない限り、本物のニカとは断定できない」と判断していた可能性があるのです。

さらに800年もの間、ニカニカの実は一度も覚醒せず、CP9に護送させた際にシャンクスに奪われるという異常な経緯をたどっています。これはもしかすると“実そのものに意思があり、覚醒に適した人物を選ぶ”という伝説が事実であることを、五老星ですら認めざるを得なかったのではないでしょうか。

■仮説2:ルフィを泳がせることで「危険性のない能力者」と判断していた

もう一つ考えられるのは、五老星が「この少年はただの脳筋で、政治的脅威になり得ない」と軽視していた可能性です。ルフィは明確な革命思想もなく、世界政府打倒を掲げるわけでもなく、「仲間と自由に冒険したい」というスタンスを崩さない人物です。

五老星からすれば、ニカの力は脅威であっても、それを持つ者が“革命思想”を持たなければそこまで危険ではないと見なしていたのかもしれません。結果として、「泳がせておけば勝手に潰れる」と油断していたところ、ルフィが四皇レベルにまで急成長し、ついにギア5(覚醒)に到達してしまった──という展開です。

■仮説3:ルフィの血筋とDの意志に対する“別の期待”があった?

世界政府がDの一族を恐れているのは周知の事実ですが、逆に「Dの一族を完全に排除できていない理由」は何か? その答えが、「Dの中には世界政府を破壊しない、“穏健な革命”の種として利用できる者がいるかもしれない」といった希望的観測にあるのかもしれません。

ルフィの祖父は英雄ガープ、父は革命家ドラゴン。世界政府にとっては、敵でありながら交渉や利用価値もある存在です。つまり、ルフィを完全に排除するよりも、“将来的に利用できるかもしれないD”として監視対象に留めていたという見方もできます。

■仮説4:イム様の関心外だった?

ルフィが目立ち始めた頃、イム様は別の“脅威の芽”──ビビやしらほし姫、黒ひげなどに注目していた可能性もあります。ルフィは確かに強くなっていきましたが、イム様にとっては“まだ覚醒していない”=“危険度は低い”とされ、後回しにされていたのかもしれません。

五老星たちが焦り始めたのは、ギア5を使用し「太陽神ニカ」の姿を露わにした時から。あのタイミングで“完全な目覚め”を認識し、「このままでは世界が夜明けを迎えてしまう」と本気で動き出したのだと思われます。

■結論:ルフィは「覚醒前なら泳がせておける」と油断されていた?

これらの仮説を総合すると、ルフィ=ニカという図式は、能力が覚醒しない限り“眠れる伝説”に過ぎないと判断されていた可能性が高いです。五老星やイム様の目がルフィから外れていたこと、彼の性格や行動が政治的脅威と見なされなかったこと、さらには“運命の歯車”が回るタイミングを待っていたかのような世界の流れ…。

それらが重なった結果、「世界政府がルフィを放置していた」というよりも、“放置せざるを得なかった”のが真実に近いのではないでしょうか?

今後、ルフィという“太陽”が世界をどこへ導くのか。五老星とイム様がどのように動くのか。物語はいよいよ核心へと向かっていきます。

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