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🧩 モサ公とは何者か:現状の整理
- モサ公は、1134話でロキが冥界に捕らえられている間、「友人」として電伝虫でのみ会話していた存在。実際の顔や外見・素性は未判明。
- ロキ自身、「見たことも会ったこともねぇ」と語っており、物理的な接触は一度もないことが明言されている。
- また、モサ公は過去に「恐怖体験」を抱えており、それが彼/彼女がロキに語った内容とされている。ロキは「その場にいたら皆殺しにしていた」と言うほど強い憎悪を語っていた。
- 通話時、電伝虫には“まつ毛あり”の描写があった、という指摘もあり、「声の相手は女性である可能性が高い」と見るファンもいる。
つまり、モサ公は「謎多き通信相手」であり、かつかなり重大な過去(トラウマ)を持つ人物――というのが公式に分かっている範囲です。
🔎 モサ公=しらほし説の主な根拠
この説を主張する人たち(ファンや考察サイト)は、以下のような根拠を挙げています:
- 「モサモサした娘」発言
第1167話において、ロキの父である ハラルド と、魚人島の王である ネプチューン が会話するシーンがあり、ネプチューンの「娘」(=しらほし)を「モサモサした娘」と形容する。ここから「モサ公」のあだ名の由来ではないか、という見方。 - 「直接会っていない」「電伝虫のみ」でのやり取り
ロキとモサ公は一度も対面しておらず、通信だけ。しらほしは魚人島におり、地理的にもエルバフとは距離があり接点が少なそう、という設定上の整合性。 - 女性っぽい言葉遣い・口調
モサ公の丁寧で礼儀正しい喋り方や、「大きな声はおやめください」などの配慮ある言動は、しらほしの性格や言動に近い、という指摘。 - トラウマ経験の整合性
しらほしは過去に「聖地マリージョアで奴隷にされかけた」「チャルロスによる誘拐未遂」など、強い恐怖体験をしていた可能性が語られており、モサ公の語る“恐怖体験”と符合する、との主張。 - 通話の途絶のタイミング
モサ公は「当分電伝虫をかけることができなくなりそう」とロキに伝えており、現在 “立て込んでいる” と語っている。これは、魚人島(しらほしの拠点)で何らかの事件・混乱が起きている可能性とリンクする――と考えるファンもいる。
これらを総合すると、「モサ公=しらほし」は一見するとかなり自然な仮説に思えます。
⚠️ しかし――モサ公=しらほし説の大きな“穴”
とはいえ、この説には以下のような重大な矛盾・疑問点もあります:
- 「会ったことも見たこともない」は不自然では?
しらほしが魚人島の王女であれば、魚人島や王宮には顔見知りも多いだろうし、“誰かの声だけでの付き合い”という設定自体が唐突、との指摘あり。 - 電伝虫の見た目=モサモサのひげ?は安易
モサ公とされる電伝虫は「雪電伝虫」という特殊な通信機器。防寒対策の毛で「モサモサしている」だけであって、実際の相手の外見とは無関係、という冷静な見方もある。 - しらほしの過去・性格とのズレ
一部考察では「箱入り娘で、今まで怒られたことがない」「話し相手はメガロだけだった」という設定もあげられており、ロキと頻繁に会話していたというモサ公の状況とは食い違う可能性。 - 公式サイドからの明確な裏付けはまだない
“モサ公=しらほし”を明言するような描写・セリフは現状存在せず、あくまで“可能性の一つ”に留まっている。多くの考察サイトやファンも「可能性は低い」「現時点では断定できない」としている。
💡 私の考え — “可能性はあるけど断定は早計”
私個人としては、「モサ公=しらほし」は――**“ファンの妄想としてはかなりアツいが、現状では仮説に過ぎない”**という立場です。理由は以下のとおり。
- 確かに“モサモサした娘”発言、“女性らしい口調”、過去のトラウマといった要素は興味深くマッチする。しかし――それだけでは「別人で、単に条件が似通っている別キャラ」という可能性も十分に残る。
- 特に「電伝虫が防寒仕様だった」と説明されうる点は、ファンの「モサモサ=あだ名」の発想を薄めるもの。漫画の演出・演技的な“ごまかし”である可能性も排除できない。
- さらに、「会ったことも見たこともない友達」という設定は、“遠隔通信相手”というストーリー上の都合である可能性も高く、“しらほし”だからではなく“誰か(あるいは誰かではない存在)”の可能性もある。
――ただし、今後の展開次第では“しらほし確定”も十分ありえると思います。たとえば魚人島関連でストーリーが動き、通信が途絶えた事情が明かされれば、それこそモサ公=しらほし説への追い風になるでしょう。
🎯 まとめ:妄想を楽しむなら大アリ。ただし「確定」は待ち
- 現段階では、「モサ公=しらほし」は“有力な仮説”のひとつ。多くの根拠が揃い、「そうあってほしい」と思わせる説ではあります。
- しかし、矛盾点や“ファンフィルター”での都合も多く、あくまで“楽しめる仮説”――というのが妥当。
- 公式が何らかの形で“モサ公の正体”を描くまで、この説は“継続中の謎”として追いかけるのが一番ワクワクできるアプローチ。
――あなたはこの「モサ公=しらほし」説、どう思いますか?よければ、「なぜそう思う/思わないか」を含めてあなたの考えも聞かせてほしい。


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