目次
ワンピース1192話 感想・考察|ルフィの調子出てきた!ウソップの言葉も熱すぎる
※この記事はONE PIECE第1192話のネタバレを含みます。
ワンピース1192話。
今回はかなり大きな回だったと思います。
前回、ルフィ、ロキ、ハイルディンの攻撃を受けたイム様。
しかし当然というべきか、これだけで終わる相手ではありませんでした。
それどころか新たに「空虚の盾」を使い、ルフィの攻撃すら防いでしまいます。
ところが最後には、ルフィとロキの連携によってその防御を突破。
ついにイム様に明確な攻撃が通ったように見える展開となりました。
そして個人的に1192話で戦闘以上に印象に残ったのが、ウソップです。
今回はウソップというキャラクターが「なぜ麦わらの一味なのか」がよく分かる回だったように思います。
イム様の「空虚の盾」が強すぎる
まず気になったのが、イム様が使った「空虚の盾」です。
虚無剣と混沌剣を使って作られた防御で、ルフィのパンチを防ぐだけでなく、攻撃したルフィの手から血が出るほどの力を見せています。
これ、普通の「硬い盾」ではない気がします。
覇気を強くすれば破れるとか、単純に攻撃力を上げれば壊せるような防御ではないのではないでしょうか。
名前が「空虚の盾」ですから、もしかすると攻撃そのものを消したり、無効化したりする能力なのかもしれません。
もしそうなら、イム様の異常な強さにも納得できます。
どれだけ強い攻撃でも「無かったこと」にできるのであれば、普通に戦って倒すのはかなり難しいです。
ギャバンがルフィに逃げるように言ったのも、それだけイム様との戦いに勝ち目がないと判断したからなのでしょう。
ウソップの言葉がめちゃくちゃ良かった
そんな絶望的な状況で前に出てきたのがウソップです。
ギャバンがルフィたちに逃げるよう促す中、ウソップはハイルディンの肩に現れます。
そしてウソップは、ジョイボーイも、ニカも、ロジャーも関係ないという考えを示しました。
巨人たちがルフィを神のように思っていることも関係ない。
重要なのは「ルフィがどうしたいのか」です。
エルバフを救いたいというルフィの自由を奪うのであれば、自分たちは許さない。
1192話のタイトル「おれ達が許さねェ!!!」にもつながる、かなり熱い場面でした。
これは最終章のONE PIECEにおいて、かなり重要なセリフだと思います。
ルフィはジョイボーイではなくルフィ
最近のルフィは、あまりにも「ニカ」や「ジョイボーイ」と結びつけられています。
巨人族から見れば太陽の神ニカ。
世界政府から見れば800年前から恐れてきた存在。
イム様からすればジョイボーイを思い出させる存在です。
でも麦わらの一味にとっては違います。
ルフィはルフィなんですよね。
ウソップからすれば、「ジョイボーイだからついてきた」わけでも、「ニカだから仲間になった」わけでもありません。
東の海からずっと一緒に冒険してきた船長だからついてきています。
最終章になってルフィがどんどん伝説の存在になっていく中で、ウソップがそこをハッキリ言ってくれたのはかなり良かったです。
むしろONE PIECEという物語の答えにも近い気がします。
ルフィはジョイボーイの人生を再現するために冒険しているわけではありません。
ルフィ自身が自由に冒険した結果、ジョイボーイと同じ場所へ向かっている。
この違いはかなり重要なのではないでしょうか。
ロキとルフィの相性が良すぎる
そして戦闘では、ルフィとロキの連携も面白かったです。
ルフィがロキのハンマーにくっつき、ロキが雷と一緒にルフィを飛ばす。
そしてルフィが「ゴムゴムの雷神弾丸」を放ち、イム様の空虚の盾を突破します。
この組み合わせはかなり強いですね。
そもそもルフィはゴムなので雷との相性が良い。
そこにロキの巨大なパワーとラグニルの力まで加わります。
カイドウ戦でも雷をつかんでいましたが、今回は雷を利用するロキという仲間がいる。
ギア5ルフィとロキは、能力的にかなり相性が良いのかもしれません。
今後も二人の合体技が出てくる可能性はありそうです。
そしてロキがここまでルフィと普通に共闘しているのを見ると、やはり最終的には完全な敵にはならない気がします。
むしろエルバフ編終了後、ルフィ側の大きな戦力になる可能性がますます高くなってきたように感じます。
ついにイム様にダメージが入った?
今回一番大きいのはここでしょう。
ルフィの雷神弾丸を受けたイム様は白目になり、体が大きく伸びるような描写が入っています。
これまでのイム様は、「本当に倒せるの?」と思うくらい異常な存在でした。
攻撃しても意味がない。
再生する。
圧倒的な能力を持つ。
さらに空虚の盾まである。
しかし1192話で初めて「イム様にも攻撃は通る」という可能性が出てきました。
これはかなり大きいです。
もちろん、この一撃でイム様を倒せるとは思いません。
おそらく普通に立ち上がってくるでしょう。
ただ、「絶対に攻撃が通らない存在」ではないと分かっただけでも大きな進展です。
イム様の体がゴムみたいに伸びた理由
そして気になるのが、攻撃されたイム様の体が伸びたこと。
ここだけ見ると、「イム様もゴムの能力を持っている?」と思ってしまいます。
ただ、個人的にはその可能性は低いと思います。
理由はギア5です。
ギア5になったルフィは、自分だけでなく周囲にもゴムの性質を与えることができます。
カイドウとの戦いでも、ルフィの攻撃を受けたカイドウの体がゴムのように変形する描写がありました。
つまり今回イム様の体が伸びたのも、「イム様がゴムだから」ではなく、「ギア5ルフィの攻撃を受けたから」という可能性の方が自然だと思います。
ただし、わざわざここまで分かりやすく体を伸ばして描いたのには何か意味がありそうです。
もしかするとイム様の体や能力の秘密につながる伏線なのかもしれません。
空虚の盾を破れた理由は「ニカの力」?
もう一つ気になります。
なぜ普通のパンチでは突破できなかった空虚の盾を、雷神弾丸では突破できたのでしょうか。
単純に攻撃力が上がっただけなのか。
それとも別の理由があるのか。
個人的には、ニカの能力そのものがイム様の能力に対する「天敵」になっている可能性もあると思います。
イム様が「虚無」や「闇」に近い力を持っているのであれば、それに対する存在が「太陽」なのかもしれません。
空虚の盾は普通の攻撃なら消せる。
しかしニカの自由すぎる力は完全には消せない。
だからルフィの攻撃だけが突破口になる。
もしそうだとすると、世界政府が800年間ニカを恐れ続けてきた理由にもつながってきます。
単純にニカが強いからではなく、「イム様を倒せる能力だから」恐れている可能性もありそうです。
ただし今のルフィではイム様には勝てなさそう
今回攻撃を当てることには成功しました。
ただ、現時点ではまだイム様の方が上だと思います。
ギャバンですら撤退を勧めるほどの相手。
さらにルフィ自身もここまでかなりダメージを受けています。
空虚の盾を突破できたからといって、そのまま倒せるとは考えにくいです。
むしろ今回の戦いは、「イム様を倒す戦い」ではなく、「イム様の攻略方法を知る戦い」になるのではないでしょうか。
今回ルフィが一度攻撃を通した。
ここからイム様の再生能力や防御能力の仕組みが少しずつ判明する。
そして本当の最終決戦で、その情報が生きてくる。
そんな展開もありそうです。
ウソップがここで目立った意味はかなり大きい?
1192話でもう一つ気になったのが、ウソップの扱いです。
エルバフといえば、以前からウソップと非常に関係が深い場所として描かれてきました。
リトルガーデンでドリーとブロギーに出会ったことで、ウソップは「誇り高き海の戦士」に強く憧れるようになりました。
だからこそ、「エルバフではウソップが大きく成長するのでは?」という予想はかなり前からありました。
しかしここまでのエルバフ編では、ルフィやロキ、ギャバンなどが中心。
ウソップが大活躍した印象はそこまで強くありませんでした。
そんな中で1192話では、戦闘力ではなく「言葉」で存在感を見せています。
これはかなりウソップらしいと思います。
ウソップはゾロやサンジのように、圧倒的な戦闘力で仲間を引っ張るキャラクターではありません。
それでも仲間が諦めそうな時。
誰かが逃げようとした時。
最後の最後で前に出てくる。
アラバスタ編でもそうでしたし、エニエス・ロビー編でもそうでした。
今回も同じです。
イム様という、どう考えても勝てそうにない敵を前にしても、それでもルフィの意思を尊重する。
もしかするとエルバフでウソップが手に入れる本当の強さとは、新しい武器でも、覇気でもなく、「恐怖に負けずに自分の言葉を言える強さ」なのかもしれません。
ウソップの「勇敢なる海の戦士」はもう完成している?
ここで改めて考えると、ウソップの夢は「勇敢なる海の戦士になること」です。
でも勇敢というのは、「怖くないこと」ではありません。
怖くても戦うことです。
むしろウソップは毎回めちゃくちゃ怖がっています。
それでも最終的には逃げない。
今回のイム様なんて、おそらくONE PIECE世界でもトップクラスに恐ろしい相手です。
そんな相手を目の前にして、それでもルフィの意思を尊重する。
これって、もう十分「勇敢なる海の戦士」なのではないでしょうか。
つまりエルバフ編の最後で、「ウソップが勇敢なる海の戦士になる」のではなく、「ウソップ自身がすでに勇敢なる海の戦士だったと気づく」という展開もありそうです。
これは個人的にかなり見てみたい展開です。
イム様はなぜルフィをここまで警戒するのか
そして改めて考えたいのが、イム様がルフィを警戒している理由です。
もちろんルフィがニカだからという理由は大きいでしょう。
しかし、それだけではない気もします。
800年前にもジョイボーイがいました。
つまりイム様は、一度ニカと戦った経験がある可能性が高いです。
それでも現在までイム様が存在している。
ということは、800年前は最終的にイム様側が勝ったということになります。
ではなぜ今のルフィをここまで警戒するのでしょうか。
もしかすると、「ルフィにはジョイボーイにはなかった何かがある」のかもしれません。
それが仲間です。
ルフィにはゾロ、ナミ、ウソップ、サンジたちがいる。
さらに麦わら大船団。
革命軍。
エルバフ。
ワノ国。
魚人島。
アラバスタ。
世界中にルフィを信じる人たちが増えています。
ジョイボーイが800年前にできなかったことを、ルフィは自然とやっているのかもしれません。
だからイム様にとって本当に怖いのは、ニカの能力ではなく、「人を味方につけるルフィ自身」なのではないでしょうか。
ミホークが語ったルフィ最大の能力につながる?
ここで思い出すのが頂上戦争です。
ミホークはルフィについて、次々と周囲の人間を味方につけていく力を危険視していました。
これはかなり昔の話ですが、最終章になった今、改めて重要になってきている気がします。
ルフィ自身が世界最強の攻撃力を持っている必要はありません。
ルフィが動けば、ゾロが動く。
サンジが動く。
ウソップが動く。
巨人族が動く。
ロキまで動く。
そして最終的には世界そのものが動いていく。
これこそルフィの本当の強さなのかもしれません。
イム様は「世界を支配する存在」。
ルフィは「世界を自由にしていく存在」。
この二人は能力だけでなく、生き方そのものが真逆です。
だから最終決戦は、ルフィ対イム様という一対一の戦いというより、「イム様が支配する世界」対「ルフィによってつながった世界」という戦いになるのではないでしょうか。
イム様の能力は「悪魔」よりも「虚無」が本質?
1192話で「空虚の盾」という名前が出てきたこともかなり気になります。
これまでイム様は、見た目や能力から「悪魔」をイメージさせる存在でした。
悪魔のような姿。
巨大な変身。
異常な再生能力。
契約を思わせる能力。
そのためイム様自体が悪魔なのではないかという考察もできます。
ただ、今回の「空虚」という言葉を見ると、イム様の能力の本質は、「悪魔」ではなく、「虚無」なのかもしれません。
空虚。
虚無。
何もない。
存在を消す。
これらはイム様というキャラクターにかなり合っています。
世界の歴史を消す。
巨大な王国を消す。
Dの意味を消す。
空白の100年を作る。
そして逆らう国そのものまで消す。
つまりイム様はこれまでずっと、「都合の悪いものを消してきた存在」なんですよね。
そう考えると、イム様の能力が「虚無」を象徴している可能性はかなりありそうです。
ニカは「虚無」の完全な反対?
そうなるとニカとの関係も面白くなります。
イム様が虚無なら、ニカは創造です。
ギア5のルフィは、常識ではありえないものをどんどん作り出します。
地面をゴムにする。
雷をつかむ。
空中を走る。
体を巨大化する。
戦いながら笑う。
何もないものを生み出すような自由さがあります。
「全てを消すイム様」と「何でも作り出すニカ」。
この二つが対になっているのであれば、ニカがイム様の天敵なのも納得できます。
空虚の盾が攻撃を消してしまう力だとしても、ニカはそもそも常識そのものを無視してくる。
だからイム様の能力では完全に封じきれない。
1192話の攻防は、最終決戦の縮図だった可能性もあると思います。
ギア5でもまだ完成形ではない可能性
ただ、ここで問題があります。
ルフィはすでにギア5を使っています。
それでもイム様を圧倒できていません。
つまりニカになれば自動的にイム様に勝てるわけではないということです。
ここから考えられるのが、「現在のギア5はまだ完全なニカではない」という可能性です。
ルフィは能力を覚醒させました。
しかしニカの能力について完全に理解しているわけではありません。
むしろ今も感覚だけで使っています。
悪魔の実の覚醒には、「心身が能力に追いつく」という説明がありました。
ならばギア5にも、その先の完成形があるのかもしれません。
それが新しい「ギア6」なのか。
ギア5の完全覚醒なのか。
名称は分かりません。
ただ、最終章でさらにルフィが成長する余地は残されていると思います。
ジョイボーイが負けてルフィが勝つ理由
もしジョイボーイもニカだったのであれば、「同じニカならルフィも負けるのでは?」という疑問があります。
ここが最終章最大のポイントになるかもしれません。
800年前のジョイボーイは何らかの理由で約束を果たせなかった。
そして世界政府が作られた。
つまりジョイボーイは最終的に敗北した側です。
ルフィが同じことをしても、同じ結果になる可能性があります。
だからルフィはジョイボーイを完全に再現してはいけないのかもしれません。
ジョイボーイにはなかった仲間。
ジョイボーイにはなかった選択。
ジョイボーイとは違う戦い方。
それこそが800年前の歴史を変える鍵になるのではないでしょうか。
そう考えると1192話でウソップが、ジョイボーイでも、ニカでもなく、「ルフィ自身」を見ていたことには大きな意味があります。
ルフィが勝つために必要なのは、「第二のジョイボーイになること」ではなく、「最後までモンキー・D・ルフィでいること」なのかもしれません。
ロキが最終戦争に参加する可能性も高まった
今回ルフィと共闘したロキ。
ここまでくると、エルバフ編限定のキャラクターで終わるとは思えなくなってきました。
戦闘力も非常に高い。
能力も特殊。
そして何よりルフィとの相性が良い。
エルバフという国そのものが最終戦争に参加するのであれば、その中心にロキがいる可能性は高そうです。
麦わらの一味に正式加入するかは別として、「ルフィの味方として最終戦争に参加する」可能性はかなり高くなってきたと思います。
仮に、ルフィ、ロキ、ゾロ、サンジ、ドリー、ブロギー、ハイルディン、さらに麦わら大船団まで集まったら、戦力はとんでもないことになります。
世界政府との最終戦争は、いよいよ近いのかもしれません。
1192話は最終決戦の予行演習だった?
1192話全体を見ると、単なるイム様との一戦ではなく、最終決戦の構図を先に見せているようにも感じます。
圧倒的な力を持つイム様。
それに一人では勝てないルフィ。
しかし仲間の力を借りることで突破口を作る。
これはおそらく最終決戦でも同じです。
ルフィ一人が世界を救うのではない。
ゾロ。
ナミ。
ウソップ。
サンジ。
ロキ。
巨人族。
革命軍。
そして世界中の仲間たち。
全員でイム様の支配を壊していく。
そう考えると1192話は、「どうやってイム様を倒すのか」という答えを少しだけ見せてくれた回だったのかもしれません。
ルフィ一人では無理。
でもルフィには仲間がいる。
それこそがジョイボーイとの最大の違いになるのではないでしょうか。
1193話はイム様の反応に注目
次回1193話で一番気になるのは、やはりドーントールブレッドを受けたイム様がどうなるのかです。
普通に再生してしまうのか。
それとも明確なダメージが残るのか。
ここで傷が残るのであれば、「ニカの攻撃はイム様の再生を無効化できる」という可能性まで出てきます。
そうなれば一気にイム攻略の糸口が見えてきます。
逆に完全回復してしまうのであれば、まだ何か別の条件が必要なのでしょう。
覇王色。
ニカ。
ロキの雷。
Dの一族。
あるいはジョイボーイが800年前に残した何か。
イム様を倒すには、まだ一段階秘密がありそうです。
まとめ
1192話は戦闘も面白かったですが、それ以上にウソップの言葉が印象的な回でした。
ルフィはニカだから戦うわけではない。
ジョイボーイだから世界を救うわけでもない。
ルフィが自分でやりたいと思ったからやる。
そして仲間たちは、その自由を守る。
世界で最も自由な男を目指してきたルフィにとって、ものすごくONE PIECEらしい展開だったと思います。
そして戦闘では、ロキとの連携によってついにイム様の「空虚の盾」を突破。
イム様の体にも明確な異変が起きました。
個人的には1192話は、「イム様は絶対に倒せない存在ではない」と初めて示した回だったのではないかと思います。
ただ、まだ倒し方までは分からない。
今回の雷神弾丸が、本当にイム様攻略の第一歩になるのか。
そしてウソップがエルバフ編でさらに大きな活躍を見せるのか。
ルフィとロキの関係が今後どう変わっていくのか。
1193話以降もかなり楽しみです。


コメント