【ワンピース考察】ロックスが世界政府に勝ってもやばかった?

エルバフ編
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ロックスが世界政府に勝ってもやばかった?勝者が変わっても世界は地獄だった可能性

ワンピースの中でも、いまだに大きな謎を残しているのがゴッドバレー事件です。

ロックス海賊団、ロジャー海賊団、ガープ、天竜人、そして世界政府。

この事件には、ワンピース世界の根幹に関わる存在が集まりすぎています。

そして最近の描写を見ると、ロックスはただの悪党ではなく、家族や仲間を想う一面もあった人物として描かれています。

そうなると、こう考えたくなります。

もしロックスが世界政府に勝っていたら、世界は良くなっていたのか?

しかし個人的には、ロックスが勝っていても、それはそれでかなり危険な世界になっていたと思います。

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世界政府は倒されるべき存在だった

まず前提として、世界政府が絶対的な正義だったとは思えません。

天竜人による支配、空白の100年の隠蔽、歴史を知ろうとした者への弾圧、そして人間を人間として扱わないような価値観。

これらを見れば、世界政府は明らかに大きな闇を抱えた組織です。

表向きには秩序を守る存在ですが、その秩序の上にいる天竜人たちは、あまりにも歪んでいます。

だからロックスが世界政府に戦いを挑んだこと自体は、単純に間違いだったとは言い切れません。

むしろ、世界政府を倒そうとしたという意味では、ロックスはある種の革命家に近い面もあったのかもしれません。

しかし問題は、世界政府を倒したあとに、ロックスがどんな世界を作るつもりだったのかという点です。

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ロックスは平和のために戦った男ではない

ロックスは、家族や仲間を大切にしていた可能性があります。

そこだけを見ると、読者としては少し同情したくなる部分もあります。

ただし、ロックスが目指していたものは、世界の平和ではなく「世界の王」だったとされています。

ここがかなり重要です。

もしロックスが本当に世界を救いたかったのなら、世界政府を倒した後に新しい秩序を作る必要があります。

弱い人たちを守り、国々を安定させ、天竜人のような特権階級をなくし、誰もがまともに生きられる世界を作る。

そういう理想があったなら、ロックスが勝つ未来にも希望があったかもしれません。

しかしロックスは、そういうタイプには見えません。

どちらかといえば、世界政府の支配を壊し、その頂点に自分が立とうとした男に見えます。

つまり、世界政府が倒れても、今度はロックスという別の支配者が世界の上に立つだけだった可能性があるのです。

天竜人の時代が終わっても、力の時代が始まるだけ

ロックスが勝った世界で一番怖いのは、世界のルールが「血筋」から「力」に変わるだけだった可能性です。

天竜人の支配は、血筋による理不尽な支配です。

生まれた瞬間から神のように扱われ、他の人間を見下すことが許されている。

これは間違いなく異常です。

しかし、ロックスが勝った場合に生まれる世界も、決して優しいものではなかったと思います。

ロックスのもとに集まっていたのは、白ひげ、ビッグ・マム、カイドウ、シキなど、後の時代に名を残す怪物たちです。

もちろん白ひげのように家族を大切にする人物もいました。

しかしビッグ・マムやカイドウの未来を考えると、ロックス海賊団が世界を支配した場合、弱者にとって安全な世界になったとは考えにくいです。

むしろ、天竜人の時代が終わった代わりに、強い者がすべてを奪う時代になっていたかもしれません。

つまりロックスの勝利は、世界政府からの解放ではなく、別の形の地獄の始まりだった可能性があります。

ロックス海賊団は危険すぎる集団だった

ロックス本人だけでなく、ロックス海賊団という組織そのものもかなり危険です。

この海賊団には、後に四皇となる者たちが複数いました。

それだけで、異常なほどの戦力を持っていたことが分かります。

ただ、強いだけならまだしも、問題はそのメンバーたちの価値観です。

ロックス海賊団は、仲間同士の絆が強いというより、目的や利害によって集まった怪物集団のように見えます。

もしロックスが世界政府を倒したとしても、その後に海賊団内で権力争いが起きた可能性はかなり高いと思います。

ロックスが世界の王になったとしても、ビッグ・マムやカイドウが素直に従い続けるとは思えません。

シキもまた、自分の野望を持っているタイプです。

そう考えると、ロックスが勝った世界は、すぐに安定するどころか、怪物たちによる世界規模の内乱に発展していた可能性があります。

ロジャーとガープの共闘は、世界政府を守っただけではない

ゴッドバレー事件では、ロジャーとガープが結果的にロックスを止めたとされています。

一見すると、これは世界政府側を助けたようにも見えます。

しかし実際には、ロジャーとガープは世界政府そのものを守りたかったわけではないと思います。

守ろうとしたのは、そこにいた人々や、ロックスによって壊されるかもしれない世界そのものだったのではないでしょうか。

ロジャーは世界政府の味方ではありません。

ガープも天竜人を心から尊敬しているようには見えません。

それでも二人がロックスを止めたということは、ロックスの勝利がそれほど危険だったということです。

世界政府も危険。

しかしロックスが勝つ未来も危険。

だからこそ、ゴッドバレー事件は単純な「正義対悪」の戦いではなかったのだと思います。

ロックスは悪だけではないが、救世主でもない

ロックスの面白いところは、完全な悪人とは言い切れないところです。

家族を大切にしていた可能性があり、仲間や大切な存在のために動いていたようにも見えます。

そのため、昔のイメージのような「ただ世界を荒らした悪の海賊」というだけではなさそうです。

しかし、だからといってロックスが世界を救う救世主だったとも言えません。

大切な人を守るために戦うことと、世界全体を幸せにできることは別です。

ロックスは自分の大切なもののためには命をかける男だったかもしれません。

でも、その外側にいる人々にとって、ロックスの支配は恐怖でしかなかった可能性があります。

この二面性こそが、ロックスというキャラクターの魅力だと思います。

もしロックスが勝っていたらどうなったのか

もしゴッドバレーでロックスが勝っていたら、まず世界政府の権威は大きく崩れていたはずです。

天竜人の絶対的な立場も揺らぎ、世界中の国々は大混乱に陥ったでしょう。

その混乱の中で、ロックスは世界の王として君臨しようとしたかもしれません。

しかし、その支配は世界政府よりマシだったとは限りません。

世界政府は歪んだ秩序。

ロックスは圧倒的な力による混沌。

どちらが勝っても、普通に生きる人々にとっては苦しい世界だった可能性があります。

むしろロックスが勝った場合、世界政府という巨大な管理システムが崩れたことで、各地で海賊や強者が暴れ出し、より混沌とした時代になっていたかもしれません。

ゴッドバレー事件の本当の怖さ

ゴッドバレー事件の怖さは、ロックスが負けたことではありません。

世界政府が勝ったことでもありません。

本当に怖いのは、あの戦いにおいて、どちらが勝っても世界が救われたとは言い切れないことです。

世界政府が勝ったことで、天竜人の支配は続きました。

しかしロックスが勝っていれば、今度は力による支配が始まっていた可能性があります。

つまりゴッドバレー事件は、世界にとって最悪と最悪のぶつかり合いだったのかもしれません。

その中でロジャーとガープがロックスを止めたことは、世界政府を肯定したというより、より大きな混乱を防いだ行動だったように見えます。

まとめ:ロックスが勝っても世界は危なかった

ロックスは、ただの悪人ではないと思います。

家族や仲間を想う一面があり、世界政府に立ち向かったという意味では、魅力的な人物でもあります。

しかし、ロックスが勝っていれば世界が良くなったかというと、そこはかなり疑問です。

ロックスは平和のために戦った男ではなく、世界の王を目指した男。

そのため、世界政府を倒したとしても、その後に新しい支配者として君臨していた可能性があります。

天竜人による支配が終わっても、今度は力こそすべての時代になる。

そう考えると、ロックスの勝利は解放ではなく、別の地獄の始まりだったのかもしれません。

ゴッドバレー事件は、正義が悪を倒した単純な戦いではない。

世界政府も危険。

ロックスも危険。

だからこそ、この事件はワンピースの中でも特に重く、複雑な意味を持つ戦いだったのだと思います。

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