【ワンピース考察】ロックス・D・ジーベックは実は“いい奴”だったのか？徹底考察

ワンピースの中でも、いまだに全貌が明らかになっていない伝説の人物が「ロックス・D・ジーベック」です。
ゴッドバレー事件でガープとロジャーによって打ち倒され、海賊王の時代が始まる前に消えた男。白ひげ、ビッグマム、カイドウといった怪物級を束ねていたカリスマ性を持ちながら、世界政府によって存在そのものを抹消された謎の海賊。

一見すると「史上最悪の悪党」とされていますが、ファンの間では「もしかしてロックスって実はいい奴だったのでは？」という考察も飛び交っています。今回はその仮説を掘り下げていきます。

世界政府の隠蔽と“いい奴説”の関係

ロックスの情報が徹底的に消されていること自体が、「彼が本当に極悪人だったのか？」という疑問を呼んでいます。
世界政府はこれまでにも、空白の100年やDの一族の存在など、自分たちにとって不都合な歴史を消し去ってきました。

その流れで考えると、ロックスも「政府にとって都合の悪い存在＝本当は正義に近い立場だった可能性」があるのです。
例えば、「天竜人に反旗を翻した」や「支配に抗う思想を持っていた」など、むしろ人々を解放する側に近かった可能性さえあります。

この場合、ロックスは“世界を脅かす悪党”ではなく、“世界政府にとっての不都合な英雄”だったと解釈できるのです。

“理想的な悪役”としてのカリスマ性

一方で、ロックスは“悪”として描かれているからこそ魅力的という見方もあります。
強大な力を持ち、相応の野望を掲げ、高笑いして世界を混乱に陥れる――まさに少年漫画の王道にふさわしい存在。

しかし、この“理想的な悪役”としての描かれ方が逆に「ロックスはただの悪党ではないのでは？」とファンに思わせるのです。
悪としてカリスマを放ちながらも、その根底には「Dの意志」が眠っている可能性がある。もしそうなら、彼はルフィやロジャーと同じく“自由”を追い求めた男だったのかもしれません。

ファンの考察・妄想が広がる背景

RedditやYouTubeでの議論

海外掲示板Redditでは「ロックス＝本当はいい奴」説が盛り上がり、YouTubeでも「実はすごくいい奴説」や「世界政府の陰謀で悪人にされた説」が語られています。
もちろん公式の裏付けはありませんが、ファンの想像力をかき立てるだけの余白が、ロックスという人物にはあるのです。

ゴッドバレー事件の謎

ロックスの最期とされるゴッドバレー事件も、多くの謎に包まれています。天竜人や奴隷が絡むこの事件で、ロックスは本当に“略奪”を目的にしたのでしょうか？
むしろ奴隷解放を企てていたとしたら――ガープとロジャーが手を組んだ理由も、まったく違う色を帯びて見えてきます。

「いい奴説」を後押しする“Dの名”

ロックスのフルネームは「ロックス・D・ジーベック」。
ワンピース世界で“D”を持つ者は、歴史を動かす存在であり、しばしば“天敵”として天竜人や世界政府に恐れられています。

つまり、彼が世界政府に消された理由は「単なる悪党だから」ではなく、「Dの名を持ち、体制を脅かす思想を持っていたから」とも考えられるわけです。
もしそうなら、ロックスはルフィやロジャー、そしてドラゴンと同じように“時代の破壊者”であり、“未来を切り拓こうとした人物”だった可能性もあります。

まとめ：ロックスは悪か、英雄か？

現時点での描写では、ロックスは「悪党」として語られることが多いです。
しかし――

• 世界政府の徹底した隠蔽
• Dの一族の血筋
• ゴッドバレー事件の謎
• ファンの間で広がる“いい奴説”

これらを踏まえると、ロックスは単なる悪役以上の存在であることは間違いないでしょう。
もしかすると、彼の本当の姿は「時代の早すぎた革命家」であり、「世界政府に消された不都合な英雄」だったのかもしれません。

ワンピースの物語が進む中で、ロックスの真相が語られる日が来るのを楽しみに待ちたいですね。